福島第一原発 放射性廃棄物の保管容器 劣化懸念で一部交換へ

福島第一原子力発電所の汚染水を処理したあとに出る放射性廃棄物を保管する容器について、東京電力は、放射線による劣化が懸念されることから、一部の容器を新しく交換することになりました。

福島第一原発で、溶け落ちた核燃料を冷やした後に発生する汚染水は、専用の装置に通して複数の放射性物質を取り除いています。

この時の処理の過程で薬剤で沈殿させるなどして出た放射性廃棄物は円筒形の専用の容器に入れて敷地内で保管していて、その数は現在、およそ3700基にのぼっています。

これについて原子力規制委員会は、7日開かれた会合の中で、容器の内部に使われているポリエチレンという材料が放射線で劣化し想定よりも早く容器が破損し漏えいにつながるおそれがあると指摘しました。

このため東京電力は放射線の影響が大きいと見られる31基の容器について新しいものに交換することを決めました。

放射性廃棄物を新しい容器に移す作業は汚染水の処理設備がある建物の中で飛散防止などの対策をした上で行われる予定で東京電力はことし8月から本格的に開始する方針です。