立民 性行為同意年齢「中学卒業後」まで引き上げで議論

子どもを性犯罪から守るため、立憲民主党の作業チームは、刑法で定める性行為への同意を判断できるとみなす年齢を、今の13歳以上から「中学卒業後」まで引き上げる案を示しましたが、賛否両論が出され、議論を続けることになりました。

今の刑法では、性行為への同意を判断できるとみなす年齢を、13歳以上と定めていますが、子どもの性被害が後を絶たないことから、引き上げを求める声があります。

この規定の見直しを検討している立憲民主党の作業チームは、7日の会合で、性行為への同意を判断できると見なす年齢を「中学卒業後」まで引き上げる案を示しました。

出席者からは「中学生以下の子どもを性被害から守ることを最優先にすべきだ」などと、賛成意見が出た一方「成人と中学生の間でもまじめな恋愛関係が生まれることがあり、その場合の性行為まで罰することになるおそれがある」などと、反対意見も出されました。

このため立憲民主党は、作業チームでの検討経過も踏まえ今後、党の法務部会で議論を続けていくことにしました。

寺田衆議院議員「議員の発言記録から削除」

一方、立憲民主党の作業チームによる議論をめぐっては、男性議員の1人が「50歳近くの自分が、14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになるのはおかしい」と発言したと、産経新聞が報じました。

作業チームの座長を務める寺田学衆議院議員は7日、記者団に対し、報道された内容を認めたうえで「発言したとみられる議員本人から『そのようなことを言ったという正確な記憶はない。ただ、もし発言していたとしたら、伝えたかった真意ではなく、撤回したい』と説明があった」と述べました。

そのうえで寺田氏は、これまでの検討の記録から、該当する発言を削除したことを明らかにしました。

一方、寺田氏は、発言した議員の名前を記者団から問われたのに対し「誰が話をしたかは福山幹事長含め、判断をいただくことだと思う」と述べるにとどめました。

福山幹事長「本人が撤回すると言っている」

立憲民主党の福山幹事長は、記者団に対し「議論の中での話であり、本人が『そのことばについては言い過ぎで撤回する』と言っているので、それでよいのではないか。中学生と成人の性交渉については『性搾取』の問題であり、全部を取り締まるべきだという意見も当然あって、いろいろな意見を、それぞれの立場から言ったということだと思う」と述べました。

一方、福山氏は、発言した議員の名前について記者団から問われたのに対し「そうなると議事録を作って、すべての議論を発表しなければならなくなる。党内の事情は聞いておこうと思う」と述べるにとどまりました。

本多衆議院議員 「不適切でおわびして撤回」

立憲民主党の本多平直衆議院議員は7日夜、批判を受けている発言はみずからのものであることを認め、報道機関にコメントを発表しました。

この中で、本多氏は、発言の真意について「性犯罪に関する刑法改正で、低年齢の当事者を保護するために成人を処罰対象とすることの必要性を認識していますが、特異な例外事例の存在など、緻密な検討が必要だと考えました」としています。

その上で「しかしながら私の発言は、例外事例としても不適切で、おわびして撤回いたします。誠に申し訳ありませんでした」としています。

これに関連して、立憲民主党の福山幹事長は、事実関係を確認した上で、本多氏を口頭で厳重注意したことを発表しました。