和歌山 北山村 ワクチン 希望する16歳以上の住民へ接種終わる

村の人口を上回るワクチンが供給されたことから、高齢者だけでなく16歳以上への接種を進めている和歌山県北山村で、7日は高校生など5人が2回目の接種を受け、希望する住民への接種がすべて終わりました。

和歌山県北山村では1箱、975回分のワクチンが供給されましたが、村の住民およそ430人が2回接種しても余るため、5月10日から対象を高齢者に限定せず、16歳以上の住民への接種を一斉に進めていました。

7日は、村の診療所に高校生など5人が訪れ、2回目の接種を受けました。

村によりますと、これで希望した16歳から99歳までの318人全員が2回目の接種を終えたということです。

接種を終えた村外の高校に通う女子生徒は「学校の友人たちはワクチンをまだ打っていないので、今後もマスクはしようと思います」と話していました。

北山村役場住民福祉課の川辺美和課長は「すべての接種を終えて、ほっとしています。ただ、村外から訪れる人もいるので、感染対策は今後も続けていきます」と話していました。

余ったおよそ300回分のワクチンは、和歌山県を通じて近隣の自治体に提供されることになっています。