サーフィン 五十嵐カノアなど4選手 東京五輪代表に内定

サーフィンの東京オリンピック最終予選をかねた世界選手権が行われ、この大会で上位に入った五十嵐カノア選手など、男女合わせて4人がオリンピック代表に内定しました。

サーフィンの世界選手権は、東京オリンピックの最終予選をかねてエルサルバドルで先月29日から今月6日にかけて行われました。

オリンピックの出場枠は、この大会で男子は上位5名、女子は上位7名に入った選手に与えられることになっていて、日本の男子は世界最高峰のツアー大会「チャンピオンシップツアー」の結果などから、すでに代表内定を確実にしていた五十嵐選手が2位、オリンピック会場のある千葉県一宮町出身の大原洋人選手が4位に入り、代表に内定しました。

また、女子はハワイ出身の前田マヒナ選手が8位、今シーズン「チャンピオンシップツアー」に参戦している都筑有夢路選手が9位でしたが、日本サーフィン連盟によりますと、上位の選手に別の条件でオリンピックの出場資格がある選手がいたことから、2人が出場枠を獲得し代表に内定したということです。

五十嵐カノア選手とは

五十嵐カノア選手は、アメリカ・カリフォルニア州で生まれ育った23歳。3歳からサーフィンを始め、アメリカのジュニアの大会で優勝を重ねるなど力をつけ、18歳のときから世界のトップ選手32人が出場する「チャンピオンシップツアー」に参戦しています。
スピードと力強さを兼ね備えた華麗なサーフィンが持ち味で、おととし、2019年5月にインドネシアで行われた「チャンピオンシップツアー」の大会で、日本選手として初優勝を果たすなど、年間ランキングで6位に入り、東京オリンピックの代表内定を確実にしていました。

名前の「カノア」は、ハワイの地元のことばで「自由」という意味です。

大原洋人選手とは

大原洋人選手は24歳。

東京オリンピックのサーフィン会場がある千葉県一宮町出身です。

身長1メートル62センチと小柄ながら、大きな水しぶきを上げる鋭いターンなど、ダイナミックなサーフィンが持ち味で、13歳で日本サーフィン連盟主催の全日本選手権で優勝しました。

2015年に18歳で出場した「全米オープン」では、日本選手として初めての優勝を果たしています。

去年、一宮町で行われた「ジャパンオープン」で優勝し、今回の世界選手権の出場権を獲得、練習拠点としている地元、釣ヶ崎海岸で行われる東京オリンピックの代表に内定しました。

前田マヒナ選手とは

前田マヒナ選手は、日本人の両親のもと、ハワイで生まれ育った23歳です。

身長は1メートル62センチ。ブラジリアン柔術で鍛えた体幹から繰り出す大きな波しぶきをあげるターンなど力強いサーフィンが持ち味です。

ハワイの大きな波に挑むことが多かった前田選手は、東京オリンピック出場を視野に、日本の波に慣れるため、おととしおよそ半年間、神奈川県茅ヶ崎市に練習拠点を移しました。

その後、新型コロナウイルスの影響でハワイに戻ることになったあとも日本の波に似た環境を選び、練習を重ねてきました。

こうした取り組みの結果、去年、千葉県一宮町で行われた「ジャパンオープン」で優勝し、世界選手権の出場権を獲得、東京オリンピックの代表内定につなげました。

名前の「マヒナ」はハワイの地元のことばで「月」という意味です。

都筑有夢路選手とは

都筑有夢路選手は、神奈川県藤沢市育ちの20歳。小学5年生の時、2歳年上の兄の影響でサーフィンを始めました。

身長1メートル59センチと小柄ながら大きく深いボトムターンと、スピードに乗ったライディングが持ち味です。

おととし、スペインで行われた「チャンピオンシップツアー」の下部ツアーの大会で優勝してランキングをあげ、ことしから現行の制度になって日本の女子選手としては初めて「チャンピオンシップツアー」に参戦しています。