Jリーグ クラブを「職域」としワクチン接種可能か検討へ

プロ野球とサッカーJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議が開かれ、Jリーグの村井満チェアマンは、今月21日から始まる職場などでのワクチン接種について「Jリーグの各クラブが『職域』にあたるのか、行政サイドと確認したい」などと話し、今後検討を進める考えを示しました。

政府はワクチン接種について、地域の負担軽減や接種の加速化を目的に、今月21日から職場や大学など職域単位での接種を始めることにしています。

これについて会議のあとの会見で、村井チェアマンは「Jリーグの各クラブが『職域』にあたるのか、行政サイドと確認し、可能であれば社会の合意のもとで進めていきたい。チームドクターもいるので、接種は可能な状況にあると認識している」と話し、今後、各クラブでの接種を検討する考えを示しました。

また会議では、Jリーグでことし4月から運用を始めた、試合を控えたチームから陽性者が出た場合に、試合当日、会場で実施している簡易の抗原検査について報告が行われました。

この中では、陰性だった693件のうち、3件が同時に行われたPCR検査で陽性となり、検査結果が異なるケースがあったことが紹介され、Jリーグでは適宜、感染予防のガイドラインを見直していくとしています。