陸上 日本新の山縣亮太「9秒91のアジア記録見据えて」

陸上男子100メートルで9秒95の日本新記録をマークした山縣亮太選手が、レースから一夜明けた7日、空港で取材に応じ「9秒91のアジア記録を見据えて頑張っていきたい」と、さらなる記録の更新に意欲を見せました。

28歳の山縣選手は、6日に鳥取市で行われた「布勢スプリント」の男子100メートル決勝で、これまでの日本記録を100分の2秒更新する9秒95の日本新記録をマークして優勝しました。

レースから一夜明けた7日に空港で取材に応じ「いろいろな人にお祝いしてもらって、実感してきた」と記録更新の喜びを語りました。

桐生祥秀から「盛り上げますね」のメッセージ

多くのメッセージの中には、6日のレースでアキレス腱の痛みのため決勝を棄権した桐生祥秀選手からのものもあったということです。

桐生選手のメッセージには「盛り上げますね」と書いてあったということで、山縣選手は「桐生が決勝棄権したから、代わりに盛り上げておいたよ」と返信したことを笑顔で明かしました。

山縣選手は東京オリンピックの参加標準記録10秒05を突破したため、今月24日に開幕するオリンピックの代表選考会の日本選手権で3位以内に入れば、代表に内定します。

その大一番に向けて「今回のレースを走って、次さらによくするために、ああしよう、こうしようというものが見えてきた。日本選手権でもっといいレースができるようにしたい」と意気込みました。

さらに「アジア記録の9秒91を見据え、それに追いつけるように頑張っていきたい」と続け、さらなる記録の更新にも意欲を見せていました。

帰京する機内でも祝福

山縣選手は、記録が生まれた鳥取市から帰京する機内でも機長や客室乗務員から祝福を受けました。

レースから一夜明けた7日、山縣選手は鳥取空港を午前11時すぎに出発する飛行機で帰京しました。

羽田空港に着陸すると、まず客室乗務員が機内で「日本記録をマークした山縣亮太選手おめでとうございます。コロナ禍の暗く不安な日々の中、明るく胸躍るニュースを届けてくださりありがとうございます。これからも山縣選手のご活躍をお祈り申し上げます」とアナウンスし、乗客から拍手が送られ和やかな雰囲気に包まれました。

さらにその後、今度は操縦席の機長からもメッセージが送られました。

機長は「日本記録樹立おめでとうございます。ここ数年はけがに悩まされていたと報道で拝見しております。今後の活躍を期待しております。中学時代100メートルの自己ベスト12秒00の機長よりお祝いを申し上げます」とユーモアたっぷりに話していました。

こうした祝福のメッセージについて山縣選手は自身のツイッターで「うれしかったです」と感謝のことばをつづりました。