テニス 全仏オープン 車いすの部 上地結衣 大会2連覇ならず

パリで開かれているテニスの四大大会、全仏オープンの車いすの部で、女子シングルスの上地結衣選手は決勝で世界ランキング1位のオランダの選手に敗れ、大会2連覇はなりませんでした。

女子シングルスで去年この大会を制した世界2位の上地選手は、2連覇をかけて6日に行われた決勝で世界1位のオランダのディーデ・デ フロート選手と対戦しました。

上地選手は第1セットの第1ゲームで相手のサービスゲームを多彩なショットを使い分けてブレークしましたが、その後追いつかれ、自分のサービスゲームだった第10ゲームで立て続けに鋭いバックハンドを決められて、このセットを4ー6で落としました。

第2セットはサーブが安定せず、ストロークでも要所でミスが出たため、3ー6で奪われ、セットカウント0対2のストレートで敗れて2年連続5回目の優勝はなりませんでした。

上地選手が四大大会の決勝でデフロート選手と顔を合わせたのは今回が10回目で、対戦成績は上地選手の2勝8敗となっています。

上地「ここぞのところで集中力に差」

上地結衣選手は試合後の記者会見で「試合の出だしはよかったが維持できず、その後、ミスが続いてしまった。第2セットは頭の中で切り替えようとしたプレーと実際のプレーが結び付かなかった」と振り返りました。

決勝で敗れた世界1位のディーデ・デ フロート選手について「そんなに差は離れていないと思うが、ここぞのところで集中力を上げられる余力が彼女にはある。その差を縮めるのは簡単ではないとも思う」と評価しました。

そのうえで、上地選手は今大会の赤土のクレーコートとは異なるハードコートで戦う東京パラリンピックに向けて「今の1番の目標はパラリンピックの金メダルだ。コートは違うけれども自分がこれまでにやってきたことを今回、試せてよかった。勝利にはつながらなかったが、イメージできた部分はある」とライバルと対戦できたことを前向きに捉えていました。