東京都 新型コロナ 351人感染確認 24日連続前週同じ曜日下回る

東京都内では、6日新たに351人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、24日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。都の担当者は「新たな感染確認は減少傾向が続いているが、人出が増えていて、リバウンドする可能性が高いという指摘もある。会食や外出の自粛を改めてお願いしたい」と呼びかけています。

東京都は、6日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて351人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日より97人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは24日連続となりました。

また、6日までの7日間平均は426.4人で、前の週の76.3%です。

6日の351人の年代別は、
▽10歳未満が17人、
▽10代が20人、
▽20代が82人、
▽30代が82人、
▽40代が64人、
▽50代が43人、
▽60代が23人、
▽70代が11人、
▽80代が8人、
▽90代が1人です。

351人のうち、およそ59%にあたる206人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、アメリカへの渡航歴のある人が1人いました。

一方、感染経路がわかっている144人の濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が94人と最も多く、次いで「職場内」が20人、「会食」が12人、「施設内」が8人などとなっています。

都の担当者は「新たな感染確認は減少傾向が続いているが、人出が増えていて、リバウンドする可能性が高いという指摘もある。会食で感染する事例も散見されるので、会食や外出の自粛を改めてお願いしたい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは16万3680人になりました。

6日時点で入院している人は5日より38人減って1782人で、「現在確保している病床に占める割合」は31.9%です。

都の基準で集計した6日時点の重症の患者は5日より2人減って60人で、重症患者用の病床の16.1%を使用しています。

また、都は、感染が確認された40代の男性1人と、80代の男性2人と女性1人、それに90代の女性1人の合わせて5人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、40代の男性は会食で感染したということです。

また、80代の男性1人は「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

「N501Y」の変異があるウイルスに感染して亡くなった人は、都内で51人になりました。

これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2108人になりました。

小池知事 「感染を抑えるのには時間かかる」

東京都の小池知事は都庁で記者団に対し、「前の週の日曜日と比べてマイナスとなり、7日間平均は76.3%で減少傾向だが、ストンと落ちる感じではない。皆さんに、今も緊急事態宣言の真っただ中にあることを改めて発信したい。感染を抑えるのには時間がかかるが、リバウンドするときはあっという間なので、引き続きの協力をよろしくお願いしたい」と述べました。