東京都 新型コロナ 8人死亡 436人感染確認 23日連続前週下回る

東京都内では5日、新たに436人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、23日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。また、都は、感染が確認された8人が死亡したことを明らかにしました。都の担当者は、「旅行や飲み会での感染事例も確認されている。まだ緊急事態宣言下なので改めて不要不急の外出は自粛してほしい」としています。

東京都は、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて436人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の土曜日より103人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは23日連続となりました。

また、7日間平均は440.3人で、前の週の77.1%です。

436人の年代別は、▼10歳未満が15人、▼10代が26人、▼20代が127人、▼30代が96人、▼40代が69人、▼50代が57人、▼60代が21人、▼70代が15人、▼80代が9人、▼90代が1人です。

436人のうち、およそ59.4%にあたる259人はこれまでのところ感染経路はわかっていません。

一方、感染経路がわかっている177人の濃厚接触者の内訳は、▽「家庭内」が72人と最多で、次いで、▽「職場内」が51人、▽「施設内」が17人、▽「会食」が15人で、▽「その他」が21人となっています。

このうち「職場内」では1つの職場で14人が感染したほか、「その他」の中には別の家族と旅行に行った家族4人が感染した事例もあるということです。

これで都内で感染が確認されたのは16万3329人になりました。

都内の感染状況について都の担当者は、「都民の皆さんの努力で感染者の数は減りつつある」とした上で、「旅行や飲み会での感染事例も確認されているが、感染者が再び増加するとまた抑えるまでに時間がかかる。まだ緊急事態宣言下なのでぜひ自分ごとと考えて改めて不要不急の外出は自粛してほしい」と呼びかけています。

また、都が参考として発表した4日の検査件数は4735件で、きのうまでの3日間の平均は7079.3件でした。

入院している人は4日より40人減って1820人で「現在確保している病床に占める割合」は、32.5%です。

一方、都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日と変わらず62人で、重症患者用の病床の16.6%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代の男性2人と女性1人、80代の男性2人と女性2人、それに90代の女性1人のあわせて8人が死亡したことを明らかにしました。

このうち80代の男性1人と女性1人は、別の高齢者施設で感染し入院していたということです。

「N501Y」の変異があるウイルスに感染した死亡事案はありませんでした。

都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2103人になりました。