台湾 ワクチンに感謝のメッセージ 高層ビルの壁面に

台湾で最も高いビル「台北101」の壁面に4日夜、日本政府からワクチンが無償で提供されたことへの感謝の気持ちを表すメッセージがともされました。

「台北101」の壁面には4日夜、現地で使われている漢字で「協力して感染の広がりを抑えよう」とか、日本語で「台日の絆と感謝」など、日本への謝意を示したり、日本と台湾の友好関係を評価したりする合わせて5種類のメッセージがともされました。

台湾では先月中旬から新型コロナウイルスの感染が急拡大していますが、ワクチンの調達が難航しています。

4日、日本政府からアストラゼネカのワクチン124万回分が無償で提供され、地元メディアは「東日本大震災の際に台湾から受けた支援への恩返しの意味も込められている」などと伝えたことから、台湾の人たちの間に大きな反響を呼んでいます。

20代の男性は「知らせを聞いて、すばらしいことだと思いました。勇気をもらいました」と話し、30代の女性は「とてもありがたいです。父も母も65歳以上なので、早くワクチンを打てればいいと思います。日本から届いたワクチンは、とても助けになります」と話していました。