コロナ対策「人流増加の地域も 対策の徹底を」西村経済再生相

新型コロナウイルス対策をめぐり西村経済再生担当大臣は、全国知事会の飯泉会長らとオンラインで会談し、緊急事態宣言が出されている都道府県でも、人の流れが増加している地域があるとして、引き続き連携して対策の徹底を図りたいという考えを示しました。

この中で西村経済再生担当大臣は、緊急事態宣言が出されている10都道府県の状況について「全体として、医療提供体制は、まだ、ひっ迫していて、予断を許さない。さらに、インドで広がる変異ウイルス『デルタ株』の感染が広がるおそれがあり、監視体制を強化している」と述べました。

そのうえで「人流が増加傾向にある地域もある。感染者の数が減ってくると、どうしても『もう大丈夫だ』となりがちだが、宣言のもとなので、徹底した対策をお願いしたい」と述べ、引き続き連携して対策の徹底を図りたいという考えを示しました。

また、西村大臣は休業要請などに正当な理由なく応じない店に対し、手続きを踏んだうえで、命令や過料も含めて対応を強化することや、協力金を迅速に支給するため、参考になる事例を共有することなどを求めました。

これに対し飯泉会長は、まん延防止等重点措置の機動的な適用や、宣言のもとで、さらに強い措置を講じられるよう、制度の改正を検討することなどを要望しました。