札幌市 自宅療養中死亡の1人 感染判明6日後まで健康観察行わず

札幌市で、自宅で療養していた感染者の死亡が相次いでいる問題で、市は4日、記者会見を開き、このうち1人について、症状の変化を調べる健康観察を感染の判明から6日後まで行わず、実施したその日に亡くなったことを明らかにし、陳謝しました。

札幌市では、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養していた人が死亡するケースが相次いでいて、先月以降、これまでに6人の死亡が確認されています。

札幌市は4日、このうち1人について、症状の変化を調べる健康観察を感染の判明から6日後まで行わず、実施したその日に亡くなったことを明らかにしました。

市によりますと、家族から「健康観察の電話が1度もかかってきていない」と連絡があったため、その日のうちに家族への聞き取りを通じて健康観察を行いましたが、直後に容体が急変し、死亡したということです。

この感染者は健康観察の対象者をまとめたリストに記載されていたものの、本来、複数の職員で行う確認作業が徹底されず、実施されないままになっていたということです。

また、市が、このほかの自宅で療養中の感染者についても同じようなケースがないか調査を進めたところ、これまでに実施していなかった感染者が2人いたということです。

2人はいずれもすでに回復しているということです。

札幌市保健所の粟崎寿也健康安全担当局長は「決して起きてはならないことで重く受け止めている。ご遺族に、深くおわび申し上げます」と述べ、陳謝しました。

市は、複数の職員での確認を徹底し、再発防止に努めたいとしています。