「ミナミジサイチョウ」捕獲難航 ペットショップから逃げたか

千葉県柏市の周辺で、南アフリカなどに生息する絶滅危惧種の「ミナミジサイチョウ」という鳥の目撃が相次いでいます。茨城県内のペットショップから、おととし逃げ出した鳥とみられ、現在、捕獲作業が進められています。

目撃が相次いでいるのは、南アフリカなどに生息している絶滅危惧種のミナミジサイチョウという鳥で、4日も、柏市の畑のあぜ道をゆっくりと歩いたり、くちばしで何かを食べたりする様子が見られました。

茨城県内のペットショップからおととし、逃げ出した鳥とみられ、4日はペットショップの従業員が捕獲作業にあたっていました。
しかし、捕獲しようと人が近づくと飛んで逃げられるなど作業は難航し、午後4時の時点では捕獲できていません。

千葉県我孫子市にある山階鳥類研究所によりますと、ミナミジサイチョウは体長1メートルほどで、長く大きなくちばしの上に突起があり、目の周りやのどの部分が赤いのが特徴で、人に危害を加えることはないということです。

飛ぶことはできますが、渡り鳥のように長距離の移動をする習性はないということです。

研究所には去年3月、茨城県牛久市での目撃情報が寄せられて以降、我孫子市や流山市、柏市などから目撃情報が寄せられているということです。

捕獲にあたっているペットショップの従業員は「ペットとして販売するために飼っていたが、逃げ出してしまった。目撃情報があるたびに探したが見つからなかった。きょうは暗くなるまで作業にあたりたい」と話していました。

山階鳥類研究所の平岡考さんは「本来、小動物を主食にする鳥だが、ふた冬も越すことができたのは不思議だ。外来生物が本来生息すべきでない場所で生活するのは好ましい状態ではない。早く飼育下にもどすことが望ましいと思う」と話しています。