九州新幹線 佐賀県の未着工区間 建設費試算に1~2か月 国交省

九州新幹線・西九州ルートのうち佐賀県内の未着工区間の問題を協議する与党の検討委員会で、国土交通省は通常の新幹線と同じ「フル規格」にした場合の3つのルート案について、佐賀県が求める建設費の試算には1か月から2か月かかるという見通しを明らかにしました。

九州新幹線・西九州ルートのうち、佐賀県の武雄温泉と長崎の区間は、来年秋ごろの開業が決まっている一方、佐賀県内の新鳥栖と武雄温泉の区間は線路と車両の方式や費用負担をめぐって、国と佐賀県の協議が平行線をたどっています。

この問題を協議するため4日、都内で開かれた与党の国会議員でつくる検討委員会の会合で、国はフル規格で整備した場合の3つのルート案について、佐賀県が求める建設費の試算には1か月から2か月かかるという見通しを明らかにしました。

3つのルート案のうち、佐賀空港を通るルートと佐賀市北部を通るルートの試算には、佐賀県と協議してより詳細なルートを決める必要があり、佐賀駅を通るルートはおよそ6200億円としてきた試算額を見直して改めて示すとしています。

国は建設費だけでなく、地元への経済効果などさまざまな試算を示して、佐賀県との協議を進展させたい考えです。

検討委員会の山本幸三委員長は「フル規格を前提にした話で、一歩、近づいた気がしている。国と佐賀県との間で方向性が出ればありがたい」と述べました。