東京都 新型コロナ 4人死亡 472人感染確認 22日連続前週下回る

東京都内では4日、新たに472人の感染が確認されました。22日連続で前の週の同じ曜日を下回り、都の担当者は、「減少傾向は緩やかながら続いている」としています。
ただ、「土日の過ごし方が来週以降の感染状況にも影響する。外出の自粛を引き続きお願いしたい」と呼びかけています。

東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて472人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日より142人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは22日連続となりました。また、4日までの7日間平均は455.0人で、前の週の78.4%です。

472人の年代別は
▽10歳未満が32人
▽10代が27人
▽20代が132人
▽30代が99人
▽40代が73人
▽50代が63人
▽60代が19人
▽70代が19人
▽80代が5人
▽90代が3人です。

472人のうち、およそ61%にあたる289人は、これまでのところ感染経路はわかっていません。

一方、感染経路がわかっている183人の濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が85人と最多で、次いで、「職場内」が33人、「施設内」が25人、「会食」が15人などとなっています。

「施設内」のうち、14人は港区の小学校で起きたクラスターで、教員1人と児童13人が感染したということです。

これで都内で感染が確認されたのは16万2893人になりました。

都内の感染状況について都の担当者は「減少傾向は、緩やかながら続いているが、モニタリング会議でも指摘されたように人の流れも増えている。繁華街での増加が続くと早い段階で感染がリバウンドするとも言われている」と話しています。そのうえで「土日の過ごし方が来週以降の感染状況にも影響するため、今の減少傾向をより確実にするために外出の自粛を引き続きお願いしたい」と呼びかけています。

また、都が参考として発表した3日の検査件数は7420件で、3日までの3日間の平均は8040.3件でした。

4日時点で入院している人は3日より68人減って1860人で「現在確保している病床に占める割合」は、33.2%です。

一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は3日より5人減って62人で、重症患者用の病床の16.6%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代の男性1人と女性1人、それに90代の女性2人の合わせて4人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、70代の女性は、家庭内で「N501Y」の変異があるウイルスに感染したということです。「N501Y」の変異があるウイルスに感染して亡くなった人は、都内で50人となりました。

また、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2095人になりました。