千葉 いすみ市 高齢者向けワクチン接種 生年月日順に指定へ

高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチンの予約がしづらく混乱が起きているとして、千葉県いすみ市は、先着順で予約を取る方式から生年月日順に市が指定する方式に改めることになりました。

いすみ市ではワクチン接種の対象となる高齢者はおよそ1万6000人いますが、先月13日、まず1800人分の予約受け付けを開始しました。

しかし、インターネットは5分後、電話では2時間後にすべての枠が埋まり、市役所のほか市長の自宅に問い合わせや抗議の電話が相次いだということです。

これを受けていすみ市では混乱を収めるため、先着順で予約を取る方式から市が日時を指定する形に改めることになりました。

具体的には事前に郵便で接種を申し込んだ人について、生年月日の順番で年齢の高い人から市が接種日時と場所を指定して封書で通知するということです。

都合が悪い場合は変更は可能で、この方式で今月14日以降の予約枠を指定することになり、4日から封書の発送作業を順次進めています。

いすみ市健康高齢者支援課では「予約がとれず不安だという声が多いため年齢が高い人から順番に打ってもらうことにした。申し込みをすれば必ず接種ができるので安心してほしい」と話しています。