職場などでのワクチン接種 来週早々には手続き開始へ準備

職場や大学などでのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は、各省に4日、相談窓口を設置するとともに、来週早々には、企業に提出を求める申請書などを公表し、手続きが開始できるよう準備を進めていると明らかにしました。

職場や大学などでのワクチン接種について、政府は、6月21日から始める方針を示していて、接種の担い手や会場については、高齢者への接種に影響を与えないよう各企業や大学などで確保するよう求めています。

河野規制改革担当大臣は閣議のあとの記者会見で「さまざまなお問い合わせをいただいているので、きょう各省において、それぞれ所管する業界に対する相談窓口を設置すると同時に、来週月曜日までには、総理大臣官邸のホームページに総合的なサイト窓口をオープンしたい」と述べました。

そのうえで「企業から提出してもらう申請書やチェックリストは、来週早々には公表して手続きを始めていただくよう準備している」と述べました。

また、効率的に接種を進めるため、まずは1000人以上の規模の企業などから始める考えを改めて示したうえで「接種を希望する企業では、グループ企業や協力会社、取引先にも接種を検討して頂きたいと思っている。今後、商工会議所や工業団地などで、複数企業が合同で接種できるようなスキームも考えていきたい」と述べました。