東京 上野動物園 約5か月ぶりに再開 休業要請緩和受け

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で臨時休園していた東京 上野動物園が4日、およそ5か月ぶりに再開しました。1日の入園者数をピーク時のおよそ20分の1にして事前の予約制にするなど、感染防止対策をとったうえでの再開です。

東京 上野動物園は、去年12月末から臨時休園を続けてきましたが、緊急事態宣言の再延長に伴って、動物園などへの休業要請が緩和されたことを受けて、4日、およそ5か月ぶりに再開しました。

開園前には、再開を待ちわびた人たちおよそ180人が列を作り、職員が開園を知らせると、次々とお目当ての動物を見に行っていました。

まもなく4歳になるメスのジャイアントパンダ「シャンシャン」も愛くるしい姿を見せていました。

再開に当たって、上野動物園は感染拡大を防ぐため、1日の入園者数をピーク時のおよそ20分の1の2000人に制限したうえで、事前の予約制にしています。

毎週、来園していたという30代の女性は「シャンシャンに会いたくて来ました。見ない間にすごく大きくなっていましたがかわいかったです」と話していました。

上野動物園の冨田恭正副園長は「人数制限などの制約がある状態ではありますが、再開できてうれしく思います。感染が拡大しないよう職員だけでなく、お客様にも感染対策をお願いします」と話していました。