東京 上野動物園のパンダ「シンシン」 妊娠の可能性

東京 上野動物園はメスのジャイアントパンダ「シンシン」が妊娠している可能性があると発表しました。ただ、妊娠と同じような現象が現れる「偽妊娠」の可能性もあり、動物園は、注意深く観察を続けることにしています。

上野動物園で飼育されているいずれも15歳のジャイアントパンダ、オスの「リーリー」とメスの「シンシン」は、ことし3月に交尾が確認されました。

その後、先月下旬から食欲が落ちたり寝ている時間が増えたりといった妊娠の兆候が現れ始めました。

また、尿の中に含まれるホルモン代謝物の値にも変化がみられていることなどから、4日、妊娠の可能性があると判断したということです。

上野動物園は4日、およそ5か月ぶりに再開しましたが、「シンシン」の展示は中止されています。

動物園によりますと、ジャイアントパンダの妊娠期間には幅があり、いつ出産するかは見通せないということです。

一方で、妊娠と同じような現象が現れる「偽妊娠」の可能性もあり、動物園は、注意深く観察を続けることにしています。

通常は出産に備えて中国から専門のスタッフを招いていますが、新型コロナウイルスの影響で来日できないため、今後、テレビ会議でサポートを受けるということです。

「リーリー」と「シンシン」の間に4年前、うまれたメスの「シャンシャン」は、上野動物園で人気を集めています。

上野動物園の冨田恭正副園長は「交尾をした時点から職員は妊娠をずっと期待していました。偽妊娠の可能性もあり、シンシンのおなかに必ず赤ちゃんがいるとは言えませんが、なんとかうまれてきてくれたらと期待しています」と話していました。

また、来園した30代の女性は「ずっと成長を見守ってきたシャンシャンがお姉ちゃんになったならすごくうれしいです」と話していました。

小池都知事「グッドニュースを楽しみに」

上野動物園のジャイアントパンダの「シンシン」に妊娠の兆候が見られることについて、東京都の小池知事は「安心して出産に臨めるようにシンシンの展示は控えさせていただきます。皆さんに赤ちゃん誕生のグッドニュースをお伝えできることを本当に楽しみにしています」と述べました。

中国外務省「順調に赤ちゃんをうむこと願う」

東京 上野動物園がメスのジャイアントパンダ「シンシン」が妊娠している可能性があると発表したことについて、中国外務省の汪文斌報道官は、4日の記者会見で「ジャイアントパンダは日本を含む各国の人々から愛され、友好の使者になっている。シンシンが順調に赤ちゃんをうむことを願っている」と述べました。

上野動物園の入園方法

上野動物園に入園するためには、電話かインターネットを通じた事前の予約が必要です。

動物園によりますと今月11日までの予約はすでに埋まっています。

12日から18日までの期間の予約の受け付けは5日午前9時に始まります。

その後、翌週19日から25日までの期間の予約は12日午前9時に受け付けが始まります。

予約専用の電話番号は0570-076-200、インターネットを使う場合は予約サイトを使います。