東京都 新型コロナ 16人死亡 508人感染 7日間平均 500人下回る

東京都内では3日、新たに508人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、3日までの7日間の平均は475.3人と、ことし4月14日以来、500人を下回りました。ただ都の担当者は「高い数字で推移していることには変わりはない」として、対策を続けるよう呼びかけています。

東京都は3日、都内で新たに10歳未満から100歳台までの男女合わせて508人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日より176人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは21日連続です。

また、3日までの7日間平均は前の週の81.2%にあたる475.3人となり、ことし4月14日以来、500人を下回りました。

3日の508人の年代別は、
▽10歳未満が20人
▽10代が27人
▽20代が135人
▽30代が108人
▽40代が81人
▽50代が76人
▽60代が21人
▽70代が24人
▽80代が10人
▽90代が5人
▽100歳台が1人です。

508人のうち、およそ60%にあたる304人は、これまでのところ感染経路はわかっていません。

一方、感染経路がわかっている204人の濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が115人と半数以上を占め、
次いで
▽「職場内」が45人
▽「施設内」が20人
▽「会食」が11人などとなっています。

このうち、20代の女性は会社の同僚12人で会食し、この女性を含めて9人が感染したということです。
これで都内で感染が確認されたのは16万2421人になりました。

都の担当者は「減少傾向が続いているとはいえ高い数字で推移していることには変わりはない。会食や外食の自粛、テレワークや時差出勤などで人ごみをさけるなど取り組みを続けてほしい」と呼びかけています。

また都が参考として発表した2日の検査件数は7092件で、2日までの3日間の平均は8845.0件でした。

3日時点で入院している人は2日より4人減って1928人で、「現在確保している病床に占める割合」は34.5%です。

一方、都の基準で集計した3日時点の重症の患者は2日より6人減って67人で、重症患者用の病床の18%を使用しています。

また都は、感染が確認された40代の男性1人と、60代から90代の男女15人の合わせて16人が死亡したことを明らかにしました。

このうち40代の男性と80代と90代の男性の合わせて3人はいずれも基礎疾患があり、「N501Y」の変異があるウイルスに感染したということです。

これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2091人になりました。