沖縄県 水際対策を強化 離島空港でPCR検査センター運用始まる

沖縄県は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、離島での水際対策を強化しようと東京などから直行便がある3つの離島の空港で3日から希望者にPCR検査を行うセンターの運用を始めました。

沖縄県は、県内を訪れる人には出発前にPCR検査を行うよう呼びかけ、到着後でも検査を受けられるよう、まず那覇空港で検査体制を整え、離島でも整備を進めてきました。

そして、東京などからの直行便が就航している宮古空港、下地島空港、それに、新石垣空港でPCR検査を行うセンターの準備が整い、3日から運用を始めました。

このうち、新石垣空港では訪れた人が受付を済ませたあと、専用のスペースで唾液を採取して検体を提出していました。

検査を行う事業者によりますと、原則、事前予約制で、宮古空港と新石垣空港では1日最大100人、下地島空港では1日最大50人の検査が可能で、県外在住者は5000円、県内在住者は県の補助を受けて3000円で受けられます。

検査結果は午後2時までに検体を提出した場合は、原則、翌日までに通知が届き、陽性だった場合は担当者から電話で連絡があるということです。

センターを運営する会社の木下湖治支社長は「陽性の連絡を受けた際は、指示に従って自主隔離や慎重な行動をお願いしたい」と呼びかけていました。