建設アスベスト集団訴訟 救済法案が衆院で可決

建設現場でアスベストの健康被害を訴えた集団訴訟で、国の賠償責任を認める最高裁判所の判決を受けて、訴訟を起こしていない被害者などにも、最大1300万円の給付金を支給するための法案が、衆議院本会議で全会一致で可決され、参議院に送られました。法案は、今の国会で成立する見通しです。

建設現場で建材のアスベストを吸い込んで、肺がんや中皮腫などの病気になったとして、元作業員らが健康被害を訴えた集団訴訟で、国と建材メーカーの賠償責任を認める最高裁判所の判決を受け、政府は原告に最大で1300万円の和解金を支払うことなどで、原告団との間で合意しました。

この合意を踏まえ、訴訟を起こしていない被害者や遺族に対しても、迅速に救済を図る必要があるとして、給付金を支給するための法案が、3日の衆議院本会議に、厚生労働委員会の委員長提案の形で提出されました。

そして、採決が行われた結果、全会一致で可決され、参議院に送られました。

法案では集団訴訟の原告と同様に、症状などに応じて最大で1300万円の給付金を支給し、その財源として国が拠出する形で、新たな基金を創設するとしていて、今の国会で成立する見通しです。