接種会場などでワクチン適正保管されず 160回分廃棄処分 千葉

新型コロナウイルスのワクチンについて、千葉県内では市原市や印西市で接種会場などで適切に保管されていないケースが相次ぎ、合わせて160回分のワクチンが廃棄処分されることになりました。

このうち、市原市では集団接種会場となっている市民会館で2日、ワクチンを保管していた冷蔵庫の電源が切れていたことが分かり、100回分が廃棄されることになりました。

代わりのワクチンを用意したため接種は予定どおり行われましたが、市によりますと、ワクチンを運ぶ保冷ボックスを置いた際に、コンセントに当たってプラグが抜けた可能性が高いということで、市は電源付近をカバーで覆うなどして再発を防ぐことにしています。

また、印西市では1日、個別接種を行っている市内の医療機関で、ワクチンを保管していた冷蔵庫の扉が開いたまま放置されているのが見つかりました。

扉は8時間以上開いたままになっていたとみられ、60回分が廃棄処分されました。

これを受けて、印西市は個別接種を行う医療機関に対し、ワクチンの管理を徹底するよう通知を出したということです。