東京都 高齢者向けワクチン 2回接種分の量 すべて6月中に確保

新型コロナウイルスの高齢者向けのワクチンは、東京都内のすべての高齢者が2回接種できる量を6月中に確保できることになりました。

東京都は、6月21日の週と28日の週に都内に配分される高齢者向けのワクチンとして、追加で1361箱が確保されたと発表しました。

区市町村別にみると、最も多い葛飾区が101箱、次いで足立区が85箱、練馬区が80箱、世田谷区が71箱、大田区が68箱などとなっています。

1箱に入っているワクチンの容器の数は195で、1つの容器から6回接種できる注射器が供給されるため、1箱で1170回分の接種ができる計算です。

今回の1361箱と、これまでに配られたワクチンを合わせると、都内の高齢者およそ311万人分の量をすべて確保できるということです。

都内で5月30日時点で、1回目の接種を終えた高齢者は47万4487人で、都内のすべての高齢者の15%余りです。

このうち2回目の接種を終えたのは1万7303人で、全体の0.56%です。

高齢者向けのワクチンに続いて、基礎疾患がある人を含めた64歳以下の一般向けのワクチンは7月5日以降に配布される予定です。

高齢者向けの接種に見通しがついた一部の区市町村では、一般向けの接種券の発送をすでに始めたところがあるほか、島しょ部では高齢者の接種で余ったワクチンを一般向けに打ち始めているところがあります。