車の電動化加速へ新目標 EV充電スタンドを5倍の15万基に 政府

脱炭素社会の実現に向けて、政府は車の電動化をさらに加速させるため、EV=電気自動車用の充電スタンドの数をいまのおよそ5倍にあたる15万基に増やすなどの新たな目標を設ける方針を固めました。

政府は去年、脱炭素社会の実現に向けて2035年までにすべての乗用車の新車をEVやハイブリッド車、燃料電池車などのいわゆる電動車にする目標を設けましたが、普及をさらに加速させるため、必要なインフラについて新たな目標を設ける方針を固めました。

具体的には、EV用の充電スタンドの数を2030年までに今の5倍にあたる15万基に、燃料電池車用の水素ステーションの数も今の6倍程度にあたる1000基に増やし、ガソリンスタンド並みに利便性を高めるとしています。

また、電動車に欠かせない電池については、国内の生産規模を100ギガワットアワーに高めます。

さらに、トラックなど小型商用車も2030年には新車に占める電動車の割合を20%から30%にし、2040年には電動車と水素などでつくる合成燃料を使う車を100%にするなどとしています。

車の電動化をめぐっては、アメリカのバイデン大統領が充電スタンドを全米50万か所に設ける計画を提案するなど、欧米は国を挙げて“EVシフト”を後押ししています。

国内では新車販売に占めるEVや燃料電池車の割合がまだ1%に満たない水準で、新たな目標によって普及に弾みがつくのかが焦点となりそうです。