バスケットボール Bリーグ 千葉ジェッツが初優勝

バスケットボール男子、Bリーグのチャンピオンシップ、ファイナルは第3戦が行われ、千葉ジェッツが宇都宮ブレックスに71対62で勝って初めての優勝を果たしました。

Bリーグの優勝チームを決めるファイナルは先に2勝したチームが優勝となり、第1戦は千葉、第2戦は宇都宮が勝って、両チーム1勝1敗で第3戦を迎えました。

1日夜、横浜市で行われた第3戦は前半、千葉が西村文男選手のスリーポイントシュートなどで一時10点をリードしました。

しかし、宇都宮は比江島慎選手のスリーポイントシュートなどで得点を重ねて、35対35の同点で折り返しました。

後半の第3クオーターも互いに譲らず、50対50の同点のまま最終の第4クオーターに入りました。

第4クオーターも競り合いの展開が続きましたが、千葉が終盤セバスチャン・サイズ選手のシュートなどで宇都宮を引き離しました。

千葉は71対62で宇都宮を破って3回目のファイナルで初めての優勝を果たしました。

宇都宮はレギュラーシーズン東地区1位で、チャンピオンシップでもセミファイナルまで負けなしでファイナルに進みましたが、あと1歩及ばず4シーズンぶりの優勝はなりませんでした。

千葉 富樫主将「最高の気分」

初優勝を果たした千葉のキャプテン、富樫勇樹選手は「最高の気分だ。ことしだけではなく、今まで支えてくれた方々や関わった選手の努力でこのチームが作られていると思うので全員に感謝している。リバウンドに行く気持ちや守る気持ち、1つ1つの気持ちが最後の1点、2点につながったと思う。チームでやってきたことを最後の5分間、粘り強く出せたのがよかった」と試合を振り返りました。

そして新型コロナウイルスの影響が続いた今シーズンを振り返り「千葉としても陽性者が出たり試合が中止になってしまったり本当に大変なシーズンだったが、Bリーグに関わるすべての人の努力のおかげで最後まで終えられたと思う。優勝したことももちろんうれしいが、去年リーグの中止を経験してBリーグが最後までやりきれたことが本当にうれしいし感謝している」と話しました。

また試合終了後に宇都宮のキャプテン、田臥勇太選手とあいさつを交わした際のやり取りについて「おめでとうと言ってくれたのとこの後の代表、頑張れということばをかけてもらった。今回はなかなかマッチアップする機会はなかったが、田臥さんの存在はすごく大きいものがあるし、そういうことばをかけてもらえて、より一層この後の代表活動に気合いが入った」と、日本代表候補に選ばれている東京オリンピックに向けて意気込みを話しました。

千葉 大野HC「選手の笑顔を見れて本当にほっとしている」

初優勝を果たした千葉の大野篤史ヘッドコーチは「自分たちは市民球団なので、この状況の中でずっと支えてくれたスポンサーや地域の人たち、たくさんのブースターのおかげで僕たちはここにいると思う。やっと優勝し選手の笑顔を見ることができて本当にほっとしている」と話しました。

そして「Bリーグに関わってくれているすべての人の努力のおかげでファイナルの最後までできたことに対する感謝の思いが1番強い。コーチをしている1番の理由は勝った時の選手の顔を見たいからだし、充実感や満足感をチームとして味わいたいからやってきているので最高の終わり方だった」と喜びをかみしめていました。

宇都宮 比江島選手「来年、やり返したい」

4シーズンぶりの優勝にあと1歩及ばなかった宇都宮の比江島慎選手は「最初は千葉のペースだったが、僕らも我慢して我慢して前半を同点で終えることができた。ただ、終盤、リバウンドで負けてしまったし、自分のいらないファウルなどでリズムを狂わせてしまったのが本当に申し訳ない。来年、やり返したい」とうつむいたまま、ことばを絞り出すように話しました。

そのうえで「こういった厳しいコロナ禍の状況でバスケットボールをやらせてもらって本当に感謝している。いろいろな方がサポートしてくれて、すばらしい舞台でプレーができて感謝しかない。支えてくれたファンにも優勝して恩返しができればよかったが、本当に申し訳ない」と悔しそうに話していました。

宇都宮 安齋HC「千葉の気持ちとプレーが僕らを上回った」

4シーズンぶりの優勝にあと1歩及ばなかった宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチは「ディフェンスの試合になった。選手たちは1シーズン、自分たちのやるべきことをしっかりやって、すばらしい仕事をしてくれた。応援してくれた皆さんに感謝しているし、僕自身は申し訳ない気持ちでいっぱいだ。千葉のすばらしい気持ちとプレーが僕らを上回った」と試合を振り返りました。

そしてシーズンを振り返り「いろいろな人が我慢をしている中で自分たちは好きなバスケットボールをやらせてもらって、応援してくれる皆さんに何かを感じてもらえるような部分を出しいかないといけないと思いながら突き進んだシーズンだった。そうした部分がファンの皆さんなどに少しでも伝わっていればうれしいなと思う。最後に勝てなくて本当に申し訳ないが、ブレックスの良さやチームワークは見てもらえたと思う」と話していました。

千葉県 熊谷知事「大きな喜びと感動を与えてくれた」

千葉県の熊谷知事は「悲願であった年間優勝クラブという快挙は、これまで力強くジェッツを支えてきたブースター=ファンはもちろん、コロナ禍でさまざまな我慢を強いられている多くの県民の方々に、それを吹き飛ばすような大きな喜びと感動を与えてくれました。これからもみなさんが大いに活躍されることを期待しています」とのコメントを出しました。

船橋市 松戸市長「おめでとう“てっぺん”!」

ホームタウンとなっている船橋市の松戸徹市長は「チーム創立10周年の記念の年に悲願のBリーグ初制覇、おめでとうございます。新型コロナウイルスで大変なシーズンでしたが、常に全てを出し切ってチームとして戦ったジェッツの優勝は、ホームタウン船橋の64万の市民だけでなく全国の皆さんに感動と勇気を与えてくれました。おめでとう“てっぺん”!」とのコメントを出しました。