大阪府 5月の月間死者過去最多 ことし1月の倍以上 新型コロナ

大阪府で31日までの先月1か月間に発表された、新型コロナウイルスの死亡者数は合わせて859人となり、月間に発表された人数としては過去最多となりました。

関西の2府4県で31日、発表された新型コロナウイルスで亡くなった人の数は、大阪で16人、兵庫で9人、京都で2人、合わせて27人でした。

この結果、大阪府では先月1か月間に合わせて859人の死亡が発表され、月間の人数としてはこれまでで最も多かったことし1月の347人の2倍以上となり、過去最多となりました。

一方、31日発表された新たな感染者は、大阪が98人、滋賀が31人、兵庫が29人、京都が23人、奈良が15人、和歌山が1人の合わせて197人でした。

大阪府で一日の感染者が100人を下回るのは3月22日以来です。

また、2府4県全体の感染者数が200人を下回るのも3月22日以来となりました。

新規感染者は減少傾向にありますが、大阪府では31日の時点で、重症患者用の「病床運用率」が70.9%となっていて、医療提供体制は依然として厳しい状況が続いています。

関西では大阪・兵庫・京都の3府県に出されている緊急事態宣言が1日から延長期間に入り、今月20日までの期間中、不要不急の外出の自粛など、感染防止を呼びかけています。

また、各府県ではワクチンの接種を進めていて、このうち、大阪市では住之江区の「インテックス大阪」に設ける大規模会場での接種に向け、1日から専用のサイトで予約の受け付けを始めます。

対象は大阪市に住む65歳以上の高齢者で今月7日から接種を始める予定です。