神奈川県 新型コロナ 139人感染確認 2週間ぶり200人下回る

神奈川県内では31日、合わせて139人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと、発表されました。
県内で1日に発表される感染者の数は10日連続で300人を下回り、5月17日の月曜日に199人となって以来、2週間ぶりに200人を下回りました。

また、1週間前の月曜日と比べると、80人少なくなりました。

死亡2人

一方、藤沢市は、70代と80代の女性合わせて2人の死亡を発表しました。

NHKのまとめでは、県内で発表された感染者は、これで6万1515人となり、このうち884人が死亡しています。

変異ウイルス 203人感染確認

神奈川県は31日、203人が新型コロナウイルスの変異ウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

このうち80代の男性は死亡したあと、インドで広がっている「L452R」の変異があるウイルスに感染していることが確認されたということです。

県によりますと、新たに変異ウイルスへの感染が確認されたのは、10歳未満から80代の男女203人で、いずれも今月上旬から下旬にかけて新型コロナウイルスへの感染が確認された人たちです。

このうち6人は、インドで広がっている「L452R」の変異があるウイルスに感染したか、感染した疑いがあることが確認されました。

いずれも海外渡航歴はなく、このうち80代の男性は、今月中旬、発熱などの症状を訴えて医療機関を受診し、新型コロナウイルスと診断されたあと、今月26日に死亡しました。

その後、国立感染症研究所の検査で「L452R」の変異があるウイルスへの感染が確認されたということで、神奈川県内で、この変異があるウイルスで死亡が確認されたのは、初めてです。

また、6人のなかには、クラスターと認定された県の宿泊療養施設のスタッフの20代の男性も含まれていて、このホテルでは合わせて9人の感染が確認されていることから、県は、ほかの8人についても同じ変異ウイルスの可能性が高いとして検査を進めています。

また、31日に発表された203人のうち17人は、「N501Y」の変異があるウイルスに感染した疑いがあるということです。

神奈川県内で、変異ウイルスに感染したと確認された人は、合わせて3136人になりました。