スポーツクライミング 楢崎智亜が3位 ボルダリングW杯

スポーツクライミングのボルダリングのワールドカップがアメリカで行われ、日本男子で東京オリンピック代表に内定している楢崎智亜選手が3位に入りました。

スポーツクライミングのボルダリングは、複数ある課題と呼ばれるコースを制限時間内にいくつ登ったかを争う種目で、東京オリンピックの3種目の複合でも実施されます。

ボルダリングワールドカップ第3戦がアメリカのソルトレークシティーで行われ、日本男子でオリンピック代表に内定しているエースの楢崎選手は今シーズン初めてワールドカップに出場しました。

楢崎選手は30日に行われた上位6人による決勝に残り、3つ目の課題までは最後まで登り切る完登に届きませんでしたが、4つ目の課題で完登し、3位に入りました。

3年後のパリオリンピックを目指す28歳の藤井快選手が4つのうち1つで完登し、ゾーンと呼ばれる一定の高度に到達した数の差で2位に入りました。

もう1人のオリンピック代表内定の原田海選手は予選で敗退し34位でした。

優勝はアメリカのショーン・ベイリー選手でした。

女子は、オリンピック代表内定の野中生萌選手が決勝に残り、4つの課題のうち2つで完登しましたが6位にとどまりした。

もう1人のオリンピック代表内定の野口啓代選手は準決勝で敗退し18位でした。

優勝はアメリカのナタリア・グロスマン選手でした。

開幕まで2か月を切ったオリンピックに向け、日本代表内定の選手たちは帰国後、来月18日と19日に盛岡で開かれる複合ジャパンカップが控えており、その直後、来月23日からオーストリアで行われるボルダリングとリードのワールドカップが最後の実戦の場となる見込みです。

楢崎「久しぶりで緊張」

楢崎選手は「久しぶりの大会だったのでふだんより緊張した」と今シーズン初戦、そして2シーズンぶりとなるワールドカップを振り返りました。

完登できなかった課題のうち、得意とするコーディネーションと呼ばれる連続した動きがポイントだった1つ目の課題について、楢崎選手は「自分の得意な課題だと思ったが、コーディネーションの動きに引っ張られすぎて途中で止まるという別の動きを思いつかなかった」と悔やみました。

開幕まで2か月を切ったオリンピックに向け「複合ジャパンカップとその次のワールドカップは両大会とも優勝をねらう」と話し、調子を上向かせる決意を示しました。

野中 収穫を強調

野中生萌選手は前半の2つの課題で惜しくも最後まで登り切れず、表彰台を逃しました。

野中選手は「すごく暑かった。前半の焦りはなく、気持ちを切り替えられたからこそ3課題目と4課題目の完登につながった」と収穫を強調していました。