
4月の宿泊者 延べ2396万人 去年同月比2.4倍増加
4月、国内のホテルや旅館などに宿泊した人は、延べ2396万人で、去年の同じ月と比べると2.4倍となりました。
去年4月は、新型コロナウイルスの感染拡大で1度目の緊急事態宣言が出され、宿泊する人が大きく減少していたためで、感染拡大前のおととしの4月と比べると依然、半数以下にとどまっています。
観光庁によりますと、先月、国内のホテルや旅館などに宿泊した人は、速報値で延べ2396万900人余りで、去年の同じ月と比べると2.4倍となりました。
これは、去年4月に1度目の緊急事態宣言が出され、宿泊者が大きく減少していたためで、おととしの4月の5071万人余りと比べると、依然半数以下にとどまっています。
また、客室の稼働率も32.5%と、こちらもおととしの65%と比べると低い水準となっています。
東京や大阪など10の都道府県に緊急事態宣言が出され、宿泊需要の回復は当面見込みにくい状況です。
政府は、感染対策を導入する宿泊事業者への都道府県の補助を財政面で支援するなど、資金面での支援を続けることにしています。