中国 広州 コロナ感染者相次ぐ インドで確認の変異ウイルスか

中国南部の広州では、新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認されています。多くが、インドで最初に確認された変異ウイルスとみられるということで、地元政府は、住民の移動を制限するなど警戒を強めています。

中国南部の広州の保健当局によりますと、今月21日、去年12月以来となる市内に住む人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、その後、濃厚接触者とされた人などにも感染が確認されました。

多くが、インドで最初に確認された変異ウイルスとみられるということで保健当局はこれまでに住民220万人余りに緊急のPCR検査を実施しました。

その結果、30日も18人の感染が確認されたとしています。

保健当局では今後さらに検査を実施する地域を拡大するほか、市内の中学校や高校などを休校にする措置をとっています。

また、最初に感染が確認された地区では路線バスの運行が停止され、今夜以降鉄道や飛行機などで市外に移動する際は、3日以内に受けたPCR検査の陰性証明の提出が求められるなど、地元政府は、警戒を強めています。