ベトナムで検出“別の変異か”官房長官「必要な措置機動的に」

インドで最初に確認された変異ウイルスをめぐり、ベトナムの保健当局が、さらに別の変異が起きたものが検出されたとする分析結果を公表したことについて、加藤官房長官は、各国の感染状況を把握しながら、必要な措置を機動的に行っていく考えを示しました。

ベトナムの保健当局は、インドで最初に確認された変異のある新型コロナウイルスについて、さらに別の変異が起きたものが検出されたとする分析結果を公表しました。

加藤官房長官は、午前の記者会見で「厚生労働省がベトナム政府に確認したところ、インドで最初に検出された変異株に感染した患者4人から遺伝子の一部が欠損した株が確認され、欠損か所がイギリスで最初に検出された変異株と共通で、現時点で感染症重症度、ワクチン効果への影響があるとの証拠は示されていないと報告を受けている」と述べました。

そして「現時点で、わが国において、この変異株の感染者は確認されていない」と述べたうえで、各国やWHO=世界保健機関などと連携し、情報共有や評価、分析を進めるとともに、各国の感染状況などを把握しながら、必要な水際対策などの措置を機動的に行っていく考えを示しました。