朝鮮学校の授業料”実質無償化” 元生徒側の敗訴確定 最高裁

高校の授業料を無償にする制度の対象から朝鮮学校が外されたのは違法だと、北九州市の朝鮮学校に通っていた元生徒たちが訴えた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定をし、元生徒たちの敗訴が確定しました。

北九州市八幡西区の「九州朝鮮中高級学校」に通っていた元生徒68人は、平成25年に朝鮮学校が高校の授業料を実質的に無償化する国の制度の対象から外されたのは、差別的な行為で精神的な苦痛を受けたとして、国に賠償を求めました。

1審の福岡地裁小倉支部は訴えを退け、2審の福岡高等裁判所も去年「朝鮮高校が朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会と密接に関係し『不当な支配』を受けているという疑念は払拭(ふっしょく)されていない。無償化の対象から外した文部科学大臣の判断は違法ではない」として、訴えを退けました。

これに対して元生徒たちが上告しましたが、最高裁判所第1小法廷の深山卓也裁判長は、31日までに退ける決定をし、元生徒たちの敗訴が確定しました。