緊急事態宣言10都道府県 30日の人出 東京や関西で増加目立つ

緊急事態宣言が出されている10の都道府県の30日の人出は、東京や関西の3府県では前の4週間の土日祝日の平均と比べて増加する地点が目立ちました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、緊急事態宣言が出されている10の都道府県の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、
▼日中が午前6時から午後6時まで、
▼夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、30日の人出は前の4週間の土日祝日の平均と比べて、
▼東京駅付近は、日中は7%増加、夜間は21%増加、
▼渋谷スクランブル交差点付近は、日中は43%増加、夜間は86%増加、
▼大阪 梅田駅付近は、日中は17%増加、夜間は14%増加、
▼神戸市の三ノ宮駅付近は、日中は21%増加、夜間は34%増加、
▼京都駅付近は、日中は10%増加、夜間は19%増加し、
東京や関西の3府県ではいずれも増加しました。

一方、それ以外の地点では減少が目立ちました。
▼札幌駅付近は、日中は42%減少、夜間も60%減少、
▼名古屋駅付近は、日中は1%減少、夜間は逆に12%増加、
▼岡山駅付近は、日中は27%減少、夜間も32%減少、
▼広島駅付近は、日中は30%減少、夜間も41%減少、
▼博多駅付近は、日中は17%減少、夜間も31%減少、
▼那覇市の県庁前駅付近は、日中は48%減少、夜間も96%減少しました。