コロナ禍 喫煙量増える 在宅勤務などでストレス増加

31日は、WHO=世界保健機関が定めた「世界禁煙デー」です。コロナ禍で在宅勤務などが増えた結果、ストレスの増加などで、たばこを吸う量が増えた人が18%に上ることが国の調査で分りました。

国立がん研究センターは、ことし3月、20歳以上の喫煙者と非喫煙者1000人ずつを対象に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響について、インターネットでアンケートを行いました。

この中で、喫煙者に対して、在宅勤務や外出の自粛などで喫煙の量が変化したかを尋ねたところ、18%が「増えている」と回答しました。

理由で最も多かったのが、
▽「感染リスクの増大や、生活や環境の変化に伴うストレスの増加」で49%
次いで、
▽「自宅は職場と違って禁煙などの制約がない」という回答が34%
▽「自宅では周囲の目が気にならない」という人が10%でした。

また、喫煙者に対して、感染すると重症化しやすいと思うか尋ねたところ、
▽「重症化しやすいと思う」が37%
▽「思わない」が10%でした。

一方、たばこを吸わない人で、喫煙者と同居している人の34%が「受動喫煙が増えた」と回答したということです。

国立がん研究センターは「コロナ禍で受動喫煙が増えた人が相当程度いることがうかがえる。喫煙は、新型コロナウイルスの重症化リスクを高めるおそれがあることを啓発し、禁煙を促していきたい」としています。