大坂なおみ「怒りは理解の欠如」と投稿 全仏の罰金発表後

テニスの大坂なおみ選手が、全仏オープンの1回戦のあとの記者会見に応じなかったことを受けて、大会の主催者は、大坂選手に1万5000ドルの罰金を科すと発表しました。

大坂なおみ選手は、大会の主催者の発表のあと、自身のツイッターに「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」という内容を投稿しました。

今後の四大大会 出場停止処分の可能性も

大坂選手は30日、全仏オープンの1回戦でルーマニアの選手に2対0のストレートで勝ちましたが、試合後の記者会見に出席しなかったため、大会の主催者は大坂選手に対し、1万5000ドルの罰金を科すと発表しました。

今回の処分にあわせてすべての四大大会の主催者は連名で声明を発表し、「試合の結果に関わらずメディアに関与することは選手としての責任であり、その責任は選手がテニスとファン、そして自分自身のために負うべきものだ」としたうえで、大坂選手が今後も会見に応じない場合は、全仏オープンの失格を含む厳しい処分とするほか、今後の四大大会で出場停止処分となる可能性もあるとしています。

大坂選手の次の試合は現地時間2日から始まる予定の女子シングルスの2回戦で、世界ランキング102位、ルーマニアのアナ・ボグデン選手と対戦します。
大坂選手は、大会の主催者の発表のあと、自身のツイッターに「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」という内容を投稿しました。

また大坂選手は自身のインスタグラムの投稿した画像などが一定時間経過すると自動で消滅する機能を使って、英語で「さようなら、これでせいせいした」と書かれたアメリカ・シカゴ出身のミュージシャンのアルバムジャケットの画像を投稿しました。

大会前の投稿で“会見応じない”意向

大坂選手は大会前に自身のツイッターで、試合後に行われる記者会見が「アスリートの精神状態のことを考慮していない」などとして、今回の全仏オープンの期間中に行われるすべての記者会見に応じない意向を明らかにしていて、大会の主催者側は会見に応じるように求めていました。
【大坂選手の投稿全文】
「皆さんお元気であることを願っています。 
私は全仏オープン(ローランギャロス)で一切取材に応じないつもりであることを伝えるために書いています。

私は人々がアスリートの精神状態のことを 考慮していないと、しばしば感じてきました。

これは記者会見を見たり、会見に出たりするときにいつも実感することです。私たちは会見場に座って、以前に何度も尋ねられた質問を受けたり、私たちの心に疑念をもたらすような質問をされたりしていて、私はただ私を疑う人々に自分をさらすつもりはないのです。

私は試合で負けたあと、会見場で気落ちしたアスリートの映像をたくさん見てきましたし、皆さんもご覧になっているはずです。

私は状況全体が、落ち込んでいる人を傷つけていると信じていて、そうなっている根拠はわかりません。私が記者会見に応じないのはトーナメントに対する個人的な不満があるわけではありませんし、私が若かったころから、私にインタビューしてきた数人のジャーナリストがいるので、大半と友好的な関係を築いています。

しかし運営組織が『記者会見をするか、さもなくば罰金だ』と言い続けることができると考え、協力の要であるアスリートの精神状態を無視し続けるのであれば、ただ笑ってしまいます。ともかくこれで支払う多額の罰金がメンタルヘルスの慈善団体に向かうことを願っています」