無電柱化 全国約4000キロで 2025年度までに 国交省が新計画

電線を地中に埋めて電柱を無くす「無電柱化」の取り組みをさらに進めるため、国土交通省は、2025年度までの5年間で、全国でおよそ4000キロの区間の電柱を無くす新たな計画をまとめました。

おととし9月、千葉県を直撃した台風15号では、多数の送電線や電柱が被害を受け、首都圏を中心に最大で93万戸が停電しました。

国土交通省は、災害対策や街の景観をよくするため、電線を地中に埋めて電柱を無くす「無電柱化」を進めていますが、新たに無電柱化を重点的に進める区間と数値目標を盛り込んだ推進計画をまとめました。

重点的に進める区間は、
▽災害時に物資輸送に使う市街地の緊急輸送道路や避難所にアクセスする道路、
▽世界文化遺産周辺地区や著名な観光地の道路などで、今年度から2025年度までの5年間で、全国でおよそ4000キロの区間の電柱を無くすとしています。

また、無電柱化が進まない背景には、毎年およそ7万本の電柱が新たに設置されていることも影響しているとして、電力会社などに設置が必要な理由などを聞き取る実態調査を行い、電柱を減らす対応策を検討するとしています。

国土交通省は「既存の電柱を無くすと同時に新たな電柱を増やさないための対策も大きな課題になっている。災害時、電柱による被害が出ないよう、関係機関と連携して進めていきたい」と話しています。