成田空港の輸入額 ワクチン輸入の本格化で4月として過去最高

4月の成田空港での輸入額は、新型コロナウイルスワクチンの輸入が本格化したことなどに伴って4月としては過去最高となったことがわかりました。

東京税関のまとめによりますと先月の成田空港での輸入額は1兆3400億円余りと、去年の同じ月と比べて26.4%増え、4月としては過去最高となりました。

このうち生産拠点があるベルギーからファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンの輸入が本格化したことに伴って、「医薬品」の輸入額がおよそ2100億円にのぼりました。

また、中国が輸入を停止したことに伴って日本が新たな販路になった台湾産のパイナップルが輸入されるようになり、台湾からの「果実」の輸入額は去年の同じ月はゼロでしたが、先月は1700万円にのぼりました。

一方、輸出額も中国向けの半導体を製造する装置の輸出が好調だったことなどから、去年の同じ月と比べ46.2%増えて1兆1000億円余りと、4月としては過去最高となりました。