沖縄 玉城知事 訪問前のPCR検査強化など必要と訴え 全国知事会

緊急事態宣言が出されている沖縄県の玉城知事は、全国知事会の会合で、新型コロナウイルスの水際対策として、沖縄へ訪問する前のPCR検査の強化などが必要だと訴えました。

沖縄県は、大型連休明けから新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、今月23日から緊急事態宣言が出されています。

29日に発表された感染者数は335人と、28日の313人を上回り、2日連続で過去最多を更新しています。

玉城知事は全国知事会のオンライン会合で、県内の感染状況について「感染者数が増えて医療提供体制は危機的な状況だ。中でも変異株への置き換わりは急速で、10代の感染者も増えている」と述べ強い危機感を示しました。

そのうえで「水際対策の徹底が重要だ。国において旅行前のPCR検査などを強化・徹底し、検査結果については、陰性証明となるような統一された形のロゴ、あるいはQRコードなどを受検者に配信できるよう検討してもらいたい」と述べ、訪問前のPCR検査の強化と陰性証明を手軽に示すことができる仕組みづくりが必要だと訴えました。