野中生萌が3位 初の表彰台 スポーツクライミング スピードW杯

スポーツクライミングのスピードのワールドカップがアメリカで行われ、女子で野中生萌選手がスピードの種目で日本選手として初の表彰台となる3位に入りました。

スポーツクライミングのスピードは、東京オリンピックの3種目の複合でも実施される高さ15メートルの壁で世界共通のルートを使い登る速さを競う種目で、ワールドカップが28日、アメリカのソルトレークシティーで行われました。

女子でオリンピック代表に内定している野中選手は、予選の上位16人が1対1で争う決勝トーナメントに進み、準々決勝で8秒20の日本新記録をマークし勝ち進みました。

野中選手は準決勝で敗れたものの、3位決定戦で強豪のポーランドの選手に勝ち、スピードの種目で日本選手として初の表彰台となる3位に入りました。

日本はスピードの競技人口が少なく、野中選手もオリンピックでのスピードの実施が決まった4年前に練習を始めたばかりでしたが、都内の大学にみずから専用の壁を設置したり体力トレーニングに励んだりして安定して好タイムを出せるようになりました。

大会には野中選手のほかにもオリンピック代表に内定している日本選手が出場し、女子の野口啓代選手は決勝トーナメントに進みましたが1回戦で敗退しました。

男子のエースでスピードの日本記録を持つ楢崎智亜選手は予選でフライングで敗退し、原田海選手は予選で34位でした。

野中「間違いなく自信につながる」

野中生萌選手は「想像していなかったので、本当にうれしい。プレッシャーやいろいろな状況がある中で自分の登りができてすごくよい経験になった」と喜びを語りました。

東京オリンピックに向けて「この結果は間違いなく自信につながる。今は一戦一戦が大事で、得られる機会をありがたく受け止めながら自分のエネルギーになるよう努力してきたので、実になってよかった」と話していました。