「17年かかって地上に現れるセミ」米の東海岸や中西部で大発生

アメリカでは、17年かかって地上に現れるセミの仲間が、東海岸や中西部で大発生していて、首都ワシントンも大きな鳴き声に包まれています。

アメリカ東部から南部、中西部にかけて分布するこのセミの仲間は、17年かかって幼虫から成虫になり、地域ごとに決まった周期で出現することから「17年ゼミ」と呼ばれています。

ことしは、個体数が最も多いとされる周期にあたり、発生するセミの数は最大で数兆匹に達すると推定する研究者もいます。

首都ワシントンの観光名所ワシントン記念塔がある公園でも17年ゼミが大発生していて、周囲は大きな鳴き声に包まれています。

場所によっては近くにいる人の声も聞こえないほどです。

地元の住民は「とてもうるさいですが、徐々に耳が慣れてきました」と話す人や「17年に1回のできごとなので、楽しんでいます」という人などセミの大発生に反応もさまざまです。

17年ゼミが、決まった周期で大量に発生するのは、鳥などの天敵に食べ尽くされたり、寄生虫に寄生されたりすることを防ぎ、生存するチャンスを高めるためだと考えられていますが、どのようにして17年を数えていっせいに地上に出てくるのか、詳しい仕組みはわかっていません。

17年ゼミの成虫の寿命は3週間から4週間で、来月中旬から下旬まで鳴き声を響かせます。