職場でのワクチン接種 6月中旬にも 家族なども対象で検討 政府

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、政府は、早ければ来月中旬にも、職場での接種を始められるよう調整を進めていて、従業員だけでなく、その家族なども対象とすることや、モデルナのワクチンを活用することを検討しています。

政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種の加速化に向けて、働く人が接種しやすい環境を整えるため、産業医などによる職場での接種を進める方針です。

これに向けて、厚生労働省は、企業などの意向を調査した上で、早ければ来月中旬にも、希望する企業が職場での接種を始められるよう、調整を進めています。

職場での接種では、高齢者や基礎疾患のある人から接種し、従業員だけでなく、その家族なども対象とすることを検討しています。

また、モデルナのワクチンを活用することにしているほか、自治体が行う接種に影響が生じないよう、産業医など接種の担い手や接種会場を、企業自身が確保することを求める方針です。