北海道 漁船転覆3人死亡 ロシア船籍の船が気付かず航行か

26日、北海道紋別市の沖合で毛ガニ漁船がロシア船籍の運搬船と衝突して転覆し乗組員3人が死亡した事故で、海上保安部は当時の状況から運搬船が止まって操業していた漁船に気付かずに航行した可能性もあるとみて、業務上過失致死傷や業務上過失往来危険の疑いも視野に調べを進めることにしています。

26日、紋別市の沖合のオホーツク海で毛ガニ漁をしていた紋別漁協所属の漁船「第八北幸丸」(9.7トン)と紋別港に向かっていたロシア・サハリンのネベリスク船籍の運搬船「AMUR」(662トン)が衝突し、転覆した「第八北幸丸」の乗組員5人のうち3人が死亡、2人が軽いけがをしました。

「第八北幸丸」は26日夜、巡視船などにえい航され紋別港に運ばれました。

紋別海上保安部は27日にも船体を転覆した状態から元に戻して、破損状況などを確認することにしています。

また、これまでの海上保安部の調べによりますと、当時の状況などから事故は運搬船が紋別港の方向に航路を変えてまもなく起きていて、その際、止まって操業していた漁船に気付かないまま航行していた可能性があるということです。

海上保安部は今後、運搬船のロシア人の船長や双方の船の関係者からの聞き取りのほか航行ルートの解析などを行い、業務上過失致死傷や業務上過失往来危険の疑いも視野に調べを進めることにしています。