新型コロナワクチン 世界で10人に1人 少なくとも1回接種

新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人の割合が世界全体で10%を超えたことがイギリス・オックスフォード大学の研究者などのまとめでわかりました。

イギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、世界全体で新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人の割合は、具体的な内訳が確認できない国や地域を除いて、25日の時点で10.1%と、10%を超えました。

主な国では
▽中東のイスラエルが62.9%、
▽イギリスが56.5%、
▽モンゴルが56.2%、
▽カナダが52.8%、
▽アメリカが49.1%、
▽ドイツが40.7%、
▽イタリアが35.9%、
▽フランスが35.1%、
▽ブラジルが20.1%、
▽韓国が7.7%となっています。

また、2回接種することになっているワクチンを2回とも接種するなど、接種が完了した人の割合は主な国で
▽イスラエルが59.2%、
▽バーレーンが43.1%、
▽チリが40.9%、
▽アメリカが39.2%、
▽イギリスが34.8%、
▽イタリアが17.6%、
▽フランスが15%、
▽ドイツが14.7%、
▽ブラジルが9.9%、
▽韓国が3.8%となっています。

世界では途上国を中心にワクチンの接種が進んでいないことが課題となっていて、WHO=世界保健機関はことし9月までに、すべての国で人口の少なくとも10%がワクチンの接種を終えられるよう先進国などに対し、公平な配分への協力を呼びかけています。

※数字は日本時間27日15時時点。