余剰ワクチン 保育園や小中学校の教職員に接種へ 東京 世田谷

東京 世田谷区は、予約がキャンセルされるなどして余った新型コロナウイルスのワクチンについて、保育園や小中学校の教職員などに接種する方針を決めました。

区によりますと、予約のキャンセルなどで余ったワクチンは、これまで、集団接種会場で接種を担当する医療従事者などに接種し、ワクチンがむだになるのを防いできました。

しかし、すでに接種をすませた医療従事者が増えてきたことから、今後は余ったワクチンを保育園や小中学校の教職員などに接種する方針を決めました。

具体的な対象者は、集団接種の会場の半径500メートルにある保育園や幼稚園、それに小中学校の教職員などで、ワクチンが余りそうになった場合に会場の責任者が施設に連絡するということです。

一方、世田谷区は、これまで8月中としていた接種を希望する高齢者への接種を終える時期について、集団接種の枠を広げるなどして予定を前倒しし、7月末までに終える見通しになったことを明らかにしました。