中国地方5県知事 “変異ウイルス水際対策強化など要求”で一致

中国地方の5県の知事が26日、新型コロナウイルスの対策をめぐって会議を開き、国に対し、変異したウイルスへの水際対策の強化などを求めることで一致しました。

会議は鳥取県で開かれ、5県の知事のうち広島・岡山・山口県の知事はオンラインで出席しました。

会議では、新型コロナウイルスの対策などをめぐって協議が行われ、国に対し、必要なワクチン量を早急に確保し、円滑に接種できる体制の整備を図るよう求めることで一致しました。

また、広島県の湯崎知事が「水際対策は本当に重要だ。インド株が入ってからも通常と同じ対応でよいという取り扱いになっている。これについては少し強化をするよう国が指針を出すべきではないか」と指摘し、変異したウイルスへの水際対策を強化するよう求めることも確認しました。

一方、緊急事態宣言が出されている岡山県の伊原木知事は、会議のあとの記者会見で「県内の新規の感染者数は減ってきているが、大阪などの状況を見ると、2週間で宣言の対象地域から抜けられると考えるのは難しく、延長してもらいたい」と述べました。