神奈川 黒岩知事「1都3県で共同歩調を」措置延長やむをえない

神奈川県の黒岩知事は今月末に期限を迎える、まん延防止等重点措置について「県内の感染状況はステージ3のままで楽観視はできない」と述べ、措置の延長はやむをえないという考えを示すとともに、1都3県の知事で協議して足並みをそろえて対応したいと述べました。

黒岩知事は26日の会見で、県内の感染状況について「感染者の数が減少傾向なのは事実だが、感染状況を測る指標はステージ3のままで、重点措置の解除の目安としてきたステージ2までは下がっておらず、状況は楽観視できない」と述べ、今月31日までが期限となっているまん延防止等重点措置について、延長はやむをえないという考えを示しました。

そのうえで「1都3県で共同歩調を取っていきたい。26日夕方に開かれる1都3県の知事会議で意見を交わして、今後の対応を決めたい」と述べました。

また、今月23日までの1週間のモニタリング調査の結果、変異ウイルスの割合が82%となったことを明らかにし「感染力が強い変異株が増えていることも感染者の数が下がりきらない原因ではないか」と指摘しました。