東京都 新型コロナ 5人死亡 743人感染確認 13日連続前週下回る

東京都内では26日、新たに743人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。1週間前の水曜日より23人減りましたが、都の担当者は「予想よりも感染者が減っておらずまだ高い水準だ。7日間平均は減りきっていない」として、引き続き対策を徹底するよう呼びかけました。

東京都は26日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて743人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の水曜日より23人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは13日連続です。

また、26日までの7日間平均は607.7人で前の週の83.5%です。

都の担当者は「予想よりも感染者が減っておらずまだ高い水準だ。7日間平均は減りきっていない」と話しています。

そのうえで「いまいちど緊急事態宣言中だと認識して行動を見直してほしい。長期間のお願いとなり心苦しいが、ご協力いただきたい」として、引き続き対策を徹底するよう呼びかけました。

743人の年代別は
▽10歳未満が26人
▽10代が45人
▽20代が177人
▽30代が156人
▽40代が121人
▽50代が86人
▽60代が49人
▽70代が40人
▽80代が32人
▽90代が11人です。

743人のうち、およそ59%に当たる436人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が175人と最も多く
次いで
▽「施設内」が60人
▽「職場内」が45人
▽「会食」が13人などとなっています。

都の担当者は、特に「会食」による感染者のなかには自宅や友人の家で会食で感染したケースが複数、確認されているとして注意を呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは15万8410人になりました。

また、都が参考として発表した25日の検査件数は8477件で、25日までの3日間の平均は7260.7件でした。

26日時点で入院している人は25日より15人減って2182人で「現在確保している病床に占める割合」は、39.0%です。

都の基準で集計した26日時点の重症の患者は25日より1人減って70人で、重症患者用の病床の18.8%を使用しています。

また、都は、感染が確認された80代から90代の男女5人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、80代の女性1人が感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2031人になりました。

東京都によりますと26日、都内ではインドで見つかった「L452R」の変異があるウイルスに感染した人は確認されませんでした。

一方、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスへの感染が新たに466人確認されました。変異ウイルスの検査数に対する陽性率は81%でした。