去年受理の妊娠届は87万件余 前年を4.8%下回り「過去最少」か

去年1年間に全国の自治体が受理した「妊娠届」は合わせて87万件余りで、前の年を4.8%下回ったことが分かりました。年間の件数としては過去最少と見られ、厚生労働省は「初めて緊急事態宣言が出た時期の前後に妊娠する人が大きく減少したと見られる」としています。

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大が妊娠を希望する人の行動にどう影響したかを調べるため、自治体が受理した妊娠届の数をまとめました。

それによりますと、去年1年間に全国で受理された妊娠届は、合わせて87万2227件でした。

前の年から4万4363件、率にして4.8%減少し、年間の届け出の数としては最少と見られています。

月別の減少幅は、5月が最も大きく17.6%、次いで7月が10.8%、10月が6.6%でした。

妊娠届は妊娠から2か月ほどで届け出る人が多く、厚生労働省は「去年初めて緊急事態宣言が出た時期の前後に妊娠する人が大きく減少しているため、新型コロナウイルスの感染拡大の影響と見られる」としたうえで、「その後の減少率は例年と同じ程度で大きな減少は見られなかった」としています。

また、去年1年間の中絶件数は合わせて14万5340件で、前の年より1万1376件、率にして7.3%減少しました。