東京都 緊急事態宣言「再延長」 きょう政府に要請する方針

緊急事態宣言について東京都は都内の感染確認はまだ高い水準で収まりきっていないなどとして26日、政府に対して再延長を要請する方針です。

東京都に出されている緊急事態宣言は5月12日から延長の期間に入っていて5月末に期限を迎えます。

これについて都は26日、政府に対して再延長を要請する方針です。

都内の感染確認は減少傾向にあるものの、25日までの7日間平均は600人余りと高い水準で、流行の主体が感染力が強い変異ウイルスに置き換わる中、都は宣言を解除すれば短期間で再び増加に転じることを強く懸念しています。

小池知事は26日、記者団に対して「飲食店や文化施設の皆様に大変ご協力いただいて一定の効果は出ているものの、まだ収まりきっておらず、ワクチン接種の進み具合なども考慮しなければならない」と述べました。

都は26日午後、専門家の意見を聴く会合を開いて感染状況などを分析するほか、夕方には埼玉、千葉、神奈川の3県とオンラインで会議を開き、感染を抑え込むための対応などを検討することにしています。